秋になると、お寺が恋しくなるkimyです
京都は神社やお寺が多いので、どこに行こうかと考えるのも楽しみなのですが
、今回は真言宗智山派のお寺、笠原寺で尼僧の体験修行に参加しました
まずは出家・得度の儀式(体験なので真似ごと)
白衣に着替え、真言を唱えながら身を清める足香・髪を剃るお剃刀をして、仏に帰依しますという心の準備をし、その後に黒い法衣と袈裟・白頭巾・数珠を身に着けます
そから瞑想・般若心経などの読経・説法・法話・お昼は精進料理を作法にそっていただき、写仏・境内の八十八ヵ所参り・護摩祈祷、最後に正満の証と法名をいただきます
住職さんの説法には、いちいちうなずきながら聞き入り、日頃から感じていることの再確認をさせていただきました
諸行無常・・・・
この世のすべてのものは、たえず移り変わり、常住のものはなく、実体のないものである・・
諸法無我・・・・
にもかかわらず、私たちは永遠の存在というものがあるように錯覚し、そこに執着することから煩悩が生じ苦しが産まれる
涅槃寂静・・・・
したがって、心を静かにして安らぎ、人間本来のもつ清浄な命を自覚することが大事なのですよ
過ぎた事をいつまでも悔やんだり、まだ来ぬ未来を案じて心配したりぜず、「今」を大事にして生きることが大事なのですよ
当たり前のことなのですが、つい忘れてしまいますね
ではどうしたら涅槃寂静の状態になれるのかというお話を、住職さんの説法で聞きました
仏教の教えにある、四諦・八正道です
私は、老子の「足るを知る者は富めり」という言葉が好きなのですが、この四諦(したい)の教えに通じるものですね
四諦・正八道については長くなるので、BEACHさんという方の解り易い解説をご参照ください
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/beach7/shitai.htm
さて、尼さんと言えば小さい頃から親しみがあり、私にとっては身近な存在です
田舎の家で法事がある時は、いつも尼僧さんにお経をあげに来ていただいています
(子供の頃からずっと同じ尼さん・・つい最近も来られましたが、昔から全然変わらずお若いです)
それから30代のころに良く読んだ、安西篤子さんの小説
戦乱の世を、武将の妻や側室や娘などといった女性の立場からの目線で綴った物語が私は大好きで、小説に出てくる女たちの多くは戦いの裏で翻弄され苦渋を味わい、主人の没後には出家をして尼になるのですが、彼女たちの生きざまを読んで、私も年をとったら出家して仏の道を行こうと密かに憧れたものです
現代に生きる私たちも、違う意味で戦乱の世を生きていると言えるかもしれません
あらゆる社会の仕組みに翻弄され、苦渋を味わい疲れて、救いや癒しを探し求める
そしてやはり最後には、本当に心が満たされるために一番大切なものが何であるのか・・・に少しづつ気付いてゆく
修業の最後には、満成の証とご法名をいただけました
私が頂いたご法名は 「昇藤」(しょうとう) でした
名前の一文字に付け加えて、経典の中から一文字を選んでつけてくださいます
なんだか昇り龍みたいな名前ですが、「昇」という字って、なんだかどんどん上昇して行けそうで気に入ってます
せっかく賜ったご法名なので、これからは「昇藤」を使って行こうかな・・・

笠原寺 尼修業 http://www.kawasakidaishi.com/about/ryuugen.html
愛と感謝をこめて

















